なこちゃんの暇つぶし

日本語不自由

自殺未遂について

この間人生で2回目の自殺未遂をした。

1回目の自殺未遂は高校生のときに自宅マンションのベランダの塀を登ってあと一歩で落ちるというところで、結局勇気がなくてその場でしばらくわんわん泣いただけなので自殺未遂とは言えないのかもしれない。

2回目の自殺未遂、ついこの間のことである。
恋人に私のツイートアカウントが見つかってしまったことが事の発端だ。
何故見つかったのかというと、恋人宅のwi-fiを使っていたからかわからないが、恋人のツイッターの"おすすめユーザー"に私のアカウントが表示されてしまったらしい。
私は、現実には口にできないようなドロドロとした感情を思うがままツイートしたり、自らの不幸をネタにして"笑い者"にされることで承認欲求を満たしてみたり、突発的な自分の感情をツイートしてみたり、自分の性生活を赤裸々にツイートしたりしていた。恋人にとっては不快なツイートをしまくっていた。デリカシーのないこともたくさん。
恋人に「もうお前のことがわからない。考えさせてくれ」と言われたとき、ふと"死に時だ"と感じた。とても冷静だった。
「今までありがとうございました」と恋人に告げて、話し合いの場だった恋人宅を出た。そのとき私は自宅の鍵を恋人宅に忘れていったのだが、それに気づかなかった。この忘れ物がなかったら私は生きていなかったかもしれない。
コンビニに寄って、布製のガムテープとゴミ袋、そして"澄み渡る葡萄酒"を購入した。そのまま漫画喫茶に向かって6時間パックでフラット席を借りた。ここまでの準備は驚くほど淡々とスムーズに行われた。

薄暗い漫画喫茶のフラット席。紙コップに氷をいれて、"澄み渡る葡萄酒"を注ぐ。何故このお酒を選んだかというと、純粋に飲んでみたかったからだ。それに私はアルコール度数が高くて苦いお酒が苦手だったため、飲みやすいお酒を選ぶしかなかった。
そしてデパス1シートとエバミール3錠をお酒で流し込んだ。「澄み渡る葡萄酒、美味しい」とぼんやりと思っていた。そしてビニール袋を被って首元をガムテープでぐるぐるに密閉し、横になった。突発的に決行したので、持ち合わせの薬では量も少ないしお酒だってコップ一杯ぐらいしか飲んでいなかった。「これで死ねるものなんだろうか、まあ死ねたらハッピーだなあ」ぐらいの感覚だった。
ここで恋人から「鍵忘れてるよ」とラインがきた。しまった、と思って「もう必要ないので大丈夫です」と返信した。このあたりから目の前がグルグルと回り出して、頭がぼーっとし始めた。
元々お酒に強くなかったのと、十数年間精神系の薬を飲んでいるがずっと処方通りの分量を飲むことを守っていたためだろうか。私は恐ろしいほど簡単に、ODというには少量すぎる薬と酒で意識と記憶を飛ばした。正直自分でも驚いた。

こうしてブログを書いている以上、私は助かったわけだが、自殺未遂後2日間ほどは断片的な飛び飛びの記憶しかない。恋人が、漫画喫茶で私が被っていたビニール袋をやぶってそして私を一発どついたのはぼんやり覚えている。
記憶がない中で恋人からの電話をとり、居場所を聞かれて漫画喫茶の場所を伝えたのだろう。そして恋人が助けにきてくれたのだ。恋人が助けたとき、私はずっと笑っていたらしい。怖い。"私"じゃない"私"がそのとき存在していたのだ。覚えのない、恋人からの大量の着信履歴と、文章になってない文章を恋人に大量に送りつけたライン履歴がそれを証明していた。

人は簡単に死ぬし簡単には死なないという矛盾を今回思い知らされた。
"私"でない"私"が死を望まない以上、私は死ねないのだろう。